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歯の健康メモ
歯科と往診
【平成11年05月05日号】
東京都小金井歯科医師会 / 木所 義博

歯医者というと皆さんの持つイメージは古くから、痛い、恐いと良い思いはないようです。

歯科では歯を削らなくてはならないのでエアータービンという機械を使います。これがキィーンと頭が痛くなる音の元です。最近ではレーザーで歯を削ることもできますが、保険の適用外であることと歯の削除にも限界があり万能ではありません。

さて、少子高齢化は我が国の抱える大きな問題です。高齢者人口は1年後には2千100万人を超え、16年後には3千100万人を超えるものと見込まれています。平成12年度には介護保険もスタートします。小金井歯科医師会としても、どのように関与していくか検討しております。

高齢化社会において健康な状態で生活できることは理想ですが、不幸にして寝たきりの状態になっている方も多いのが現状だと思います。

消化器の入口は、口腔です。むし歯や歯周病があれぼ当然咀嚼できなくなります。適合の悪い入れ歯も同じです。特に高齢者の方の場合は、入れ歯が合わなくて苦労されることが多いようです。

小金井歯科医師会では、平成4年度より小金井市の委託事業として「在宅歯科診療」を行っています。この制度は、原則的に63歳以上で寝たきりの方を対象としています。治寮内容としては、大部分が、入れ歯の調整や、作り直しです。入れ歯は4〜5年すると緩んできます。放置しておくと曖むだけでなく、発音もおかしくなります。さらに悪化してくると、粘膜に潰瘍ができて痛くて入れることが困難になってきます。健康の第一歩である食生活が儘ならなければ、楽しみも半減してしまうでしょう。幸いなことに、このような場合は往診で治療することが可能になってきました。これは往診用の歯科機材や材料の進歩のもたらしたものです。しかしながら、むし歯の治療、歯周病の治療に関しては、限度があります。これは先に述べたように、エアータービンが必要な為です。携帯用の機械も出てきましたが、30〜40`あるため、利用範囲が限られてしまいます。むし歯を作らない第一の予防は歯磨きをすることです。これは歯周病予防にも結びつきます。

以上歯科としてできる往診について述べましたが、口腔の健康も自分で守ってください。不幸にして、通院不可能な方も、近い将来満足のいく医療が供給されることと思います。